公園墓地にかぎらず、お墓の費用は大きくわけて3つから構成されます。永代使用料、墓石の価格と工事費、管理費です。
まず、永代使用料ですが、これはお墓となる土地を使用する権利を得るための費用です。一般に「墓地を買った」と言う場合、永代使用料をはらって永代使用権を得るための契約を結んだ場合を指します。契約を結ぶ相手は、墓地の経営主体(寺院・霊園)です。不動産と違うのは、所有するわけではなく、使用する権利を買ったに過ぎないということです。したがって、他人に売買したり貸したりはできません。また、改葬などにより管理側に権利を返還しても永代使用料は戻ってきません。
お墓の価格といった場合、この永代使用料だけが掲載されている場合がありますが、お墓を持つには、他に墓石代や墓地工事費などもかかりますので、よく確認しましょう。また、永代使用料を払って永代供養をしてもらえると思っていたところ、永代年数が設定されていて、例えば50年ごとの更新が必要な場合もありますので、永代の年数を確認することも大切です。永代使用料は分割で払えないところが多いので、注意しましょう。
永代使用料のほかに、かかるのが石材費と墓石工事費です。石材費は墓石の値段、墓石工事費は墓地にお骨を埋めるための外柵や基礎工事、石碑工事など、墓石を置くための工事全般にかかる費用のこと。また、墓石の費用は石の種類や大きさ、デザインによってものすごく開きがあります。また、墓石と墓地工事費は、分割で支払いできるところもあります。
管理費とは、マンションなどの管理費のように、霊園全体を整備し保つためにかかる費用です。管理費は永代使用権を得たと同時に派生するので、お墓をまだ作っていなくてもかかります。また、管理費は墓地全体を管理するための費用で、個人の墓の管理費ではないので、自分のお墓までは掃除はしてもらえるわけではありません。管理費の未払いが続くと、永代使用権を取り消される場合があります。そうなると、その霊園の決まりに従って、お骨を撤去され、墓地を更地に戻されることになります。